食べ物は腐る直前が一番美味しい、らしいです。
確かにバナナも黒くなりかけた方が甘いし、チーズもちょっと焦げたほうが良い。
だけど、そこの「ぎりぎり」を見極めるって難しいですよね。
そんな「ぎりぎり」を狙ったオーダー品のご紹介です。
色使いの個性的な、男物の羽裏からお仕立てしたアロハシャツ。
怖いお兄さん(?)が屋台で着てそうな感じを払拭するため、品の良い、同色のくるみボタンで仕上げました。
背中のプリーツ部分。柄合わせをきちんとしてあります。
松と、極楽鳥と、本、でしょうか。艶やかですね。
ジャケットの裏なんかに使うと、かえって悪目立ちしそうでしたので
思い切って一枚で着られるようにしました。
アロハシャツ 22.000円~
こちらは羽織から。黒地に銀糸の模様。
フリル衿のブラウスにしてしまうと「デパートのおばさん服」まっしぐら。
タキシード風のロングジャケットに仕立させて頂きました。
予想以上に格好良い仕上がりになりました。
背の高いお客様なので、きっと宝塚の男役みたいで素敵なはず。
一歩間違えると、下品。こっちに転べば個性的。
そんな、ぎりぎりのラインのお洋服っておしゃれで個性的ですね。
「こんな派手な着物、どうしようもない」
そんなお着物や羽織、意外と個性的で素敵なものに化けるかもしれませんよ。
temari